大学生向けの講義をコーディネートする

数週間前の話になってしまいますが
UCSDのキャンパスに行ってきました。

夏は大学生が短期留学に来る時期。
アメリカで働く社会人の講義をコーディネートしています。
今回の対象は同志社大学の15名ほどの団体さん。

講師は今年で2回目のお願いとなるIさん。
仕事もキレキレのIさんですが、学生向けのプレゼンテーションも
データを根拠にしたり、社内の写真などを公開しての素晴らしいものでした。

プレゼンの半分は前職の仕事の同僚?ボス?のOさんに学んだとか。



印象に残っていることはいろいろあるのですが
いくつか備忘録として書いておきます。

・実践なくんば証明されず。証明なくんば信用されず。信用なくんば尊敬されない。
→Iさんが高校時代から練習していた空手の言葉なのだそうです。
 社会人として資料作りなど仕事を任されるには、
 タスクをこなして、出来を見せて、信用を得るしかない。

・例え話が絶妙
→例えば信用が大事という話で、他人に千円貸したことある人?五千円、一万円は?
 と聞いて、どうして貸してもよいという判断をしたのかを尋ねる。
 仕事を任されるには、信用できることを証明しないとできない。

・パワポの活用
→クリックしたらデータが出てくる、とかおしゃれな構成。
 ちなみに、プレゼンの半分は前職の仕事の同僚?のOさんに学んだとか。
(どうやってやるか知っておきたい)

・データの活用
→学生に身近な大企業を例に出して、海外での売上が全体の半分を超えることや
 世界に分布する居住地の地図を出して、日本以外にも住むところはたくさんあると説明

・あくまで一人の社会人の一例としての、客観的な視点。
→Iさんの半生が学生時代、新卒生、社会人などで分かりやすくまとまっていた。
 日本に住みたい、アメリカに住みたいは人それぞれ、とも。

・身近な社会人に話を聞いてみるべき。
→世の中にはたくさんの仕事がある。自分の両親や親戚に
 仕事のことを質問してみるべき。


学生さんたちは真剣に聞いていました。
質問も「グローバル人材が求められているなかで
今の大学生ができることは何か?」といった難しいながらに意味のある質問から、
「転職のときは大変だったのか」というようなものも。
 

次回はコーディネータ役として、学生さんたちが思いつかない、
でもぜひ聞いてみたい質問を事前に準備できればと思います。

例えば、

・女子大学生を意識した質問
→TOEIC800点越えしてる女子がいて、英語力だけではアピールは不十分かも。
 どのように自分をアピールすればいいのか、企業はどんな人を求めているのか。
→入社後に、タスクをこなして実力を証明したくても
 小さな仕事をこなす日々で、大きな仕事が任されないときはどうしたらいいか?

とか。





とにかく分かりやすくて、大学生を引きつける内容でした。
ご本人は「次回はもっとわかりやすい例が出せるように考えておきます。」
これより分かりやすくってどんな感じなんだろう・・・と。次回も楽しみです。

また来年もよろしくお願いします・・・!


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