paseléのléってなんだ?

いつもの自分のための語学メモなので
スペイン語ご興味ない方はパスしてください・・・


メキシコ(北部)にいるとよく聞くフレーズ "Paselé!"

「お通りください」という意味で
来訪者が来たときや、人に道を譲るときなどに使います。

ところがこれ、文法的にぜんぜん正しくないことが判明。

Paselé =   Pase (Pasar「通る」の命令形)+ lé 

なんですが、

末尾の lé はなんだ?

というところから疑問がスタート。

これはネイティブもよく分かってなくて
うちの同僚は全滅でした。

しいて言うならば、ここで言う lé は
お通りなさいと促されたその「場所」、「そこ」くらいの意味なんですが
まったくもって必要ない。

文法的機能はなく、代名詞でもない。

でも le をつけることで
強調だったり丁寧だったりするニュアンスがつく感じ、らしい。

複数の人に対して使うときは pasenle。
Pasenles、じゃない。



似たような用法に

píntale bien ahi    (ここちゃんと塗って)

lé= ペンキを塗り損ねてる壁のスペース

sírvele mas       (ここにもっとちょうだい)

le = 食べ物をもっと載せてほしいと期待している皿のスペース。


Abrele a la puerta    (窓あけて)

le = 強調の意味


同様に orale とか andale の le も強調の意味らしい。




ちなみに pásate というと、招待というより
許可の意味合いが出てくるらしい。「通っていいですよ」


それから、、、ir と irseの違いについても分かった!

ir = go  (行く)
irse = leave (去る) です。

irse は a (~へ)とか de (~から)とセットで使います。
一時的に去るのか、ずっと去ってしまうのかは
文脈から理解するしかないそう。


他にも  Lo que pasa es que .... っていうかっこいい表現覚えた!

「何が起こったかっていうと・・・」っていう言い方。
英語でいうところの、What happened is that ...ですね。


あともっと高度なのは Que + 仮定法(subjunctive)
"let" "may" "have" の意味があるそう。

Que vaya bien        May it go well

Que pase                 Let/ have him come in

Que me llama         Have them call me

Que pasa ella          Let her pass

Que me llama Ana   Have Ana call me

Que tenga exito Usted    May you succeed

という感じ。


で、さらに難しいのをメキシコ人に習った!
超仮定法ど真ん中。

Que me llame Yuko cuando haya comido.

食事したらわたしに電話するようにゆうこに伝えてください。

hayaとネイティブはhaigaと言い間違えるそうで
外国人のわたしには???でした。

なのでこのまま覚えておくことにしよう。。。


最後にスペイン語の入力メモ:

á = Alt + 0225
é = Alt + 0233
í = Alt + 0237
ó = Alt + 0243
ú = Alt + 0250
ñ = Alt + 0241
ü = Alt + 0252

Alt押したまま数字タイプ・・・

ラベル: ,