7/29/2016

19歳の甥っ子Rの話

今日はいまどき(?)の子どもへのお説教の話。

わたしの夫タイガーさんの甥っ子Rが
6月から夏期語学留学でサンディエゴに来てる。
滞在期間は3ヶ月。

Rはタイガーさんのお兄さんの長男で19歳。
下には高校生の妹と、小学生の弟がいる。

タイガーさんいわく「台湾のまぁまぁな大学」で
電子工学専攻、ちょうど1年生を終えたところ。(台湾は9月始まり)

過去にもタイガーさんの甥っ子姪っ子が
留学しにきたケースがあって、彼は3人目。
今回Rと一緒にタイガーさんの姪っ子(Rのいとこ)のJちゃんも留学中。

もちろん表面的には英語を学ぶのが目的だけど
親戚の間では「サンディエゴに子どもを送れば
(タイガーさんから学んで)成長して帰ってくる」ということになってる。

アバクロの服に、高そうなスニーカーを身にまとったR。
カリフォルニアに到着早々、こちらのライフスタイルが気に入った様子で
スケボー買って乗ったりして。

こちらの生活を気に入って、それが今後の頑張る糧になってくれたら
似たような考えを持っていた叔母さんとしては嬉しい。

一方で、3ヶ月の留学費用は
台湾の大学4年間の授業料に匹敵するらしく
そのお金を出してもらっている割にはのんきでお気楽な様子、
FBなんかでも「俺はアメリカ留学してるんだ、すごいだろ」的な投稿、
だけどひたすら遊んでる写真の数々、ちょっと違和感を感じていた。

タイガーさんは「RはShow off (=ひけらかす)のが好きだから
そういう態度を改めてやりたい」とそもそも話していた。

それに加えてさらには、
①3ヶ月分の生活費に十分な資金をわずか1ヶ月半で湯水のように使い果たし
 親に「もっと送金して」と連絡した。
②それなのに、留学終了後はJちゃんと帰国する予定だったが
「サンフランシスコに友だちと旅行して後から自分で帰ってくる」と言いだした。
③(わたしが苦心してアレンジした)ホームスティ先を出て
 「友だちとアパートに住みたい」と言いだした。

②だけだったらまぁよかろうともなっていたと思う。
ところが現実には①や③を言い出したので、Rが来て1ヶ月半、
目に余る行動や態度の数々の結果、ついにお説教をすることに。

Rのお父さんには
「自分がみっちりしごくから心配しなくていい。送金も不要。」
とタイガーさん。

当初我が家に呼んで、、の予定だったけど
諸事情で会場は某中華レストランになった。

Rには「これまで使ったお金の内訳を報告しなさい」
とあらかじめ指示。

後から内訳を見せてもらったが
Phil's BBQ2回、Hodad's 2回(しかも1回10ドル以上使ってる)、
Uber10回以上、独立記念日にはPBのモーテルで友だちとパーティ、等等
自分で留学資金出してる30代でもしない留学費用の使い方。
(むしろ自分で稼いだ金だからそういう使い方しない?)

親戚中で効果抜群と評判のタイガーさんのお説教、
食事のあとに始まり、実際はベイビーと席外したので
実際には目撃しませんでしたが
後から聞いた話をベースに、忘備録のため要点メモします。


・今回の留学の目的について:
 今すぐにとは言わないが、世の中のことを見知って
 自分がやりたいことを見つけてほしいから留学に出している。
 
 時間になったら学校行って、ご飯食べて、終わったら家に帰ってきて
 週末予定なくて、誘われたら出かけて遊んで・・・という生活をするために
 留学させているのではない。

 自分がやりたいことを見つけるために必要な行動をすべきで
 自分のしている行動がその目標のために必要かどうか判断すべき。

・お金について:
 自分の稼いだお金であればどんな使い方でも構わない。
 ただし今回、留学費用・生活費用を親から出してもらっている以上
 親に対して責任がある。

 本当に必要ならばお金がもっとかかっても構わない。
 だが今回の場合、それが本当に必要なお金なのか見直すべき。

 お金がない貧乏人のようにお金を使いなさい。
 歩けるところへは歩きなさい。
 バスで行けるところへはバスに乗りなさい。スケボーは売りなさい。
 
・ホームスティについて:
 「ホームスティをしている理由を理解しているか?」という質問に
 答えられない。
 日頃、実家や大学の寮では自由気ままに過ごしている。
 これをしていいだろうか、と行動の前に考えることなんてない。
 
 一方世の中にはルールがあってそれを守らないといけない。
 規則がある環境でそれを守りながら生活することを学ぶために
 ホームスティに送っている。

・他の兄弟やいとこたちに対する責任:
 親戚じゅうの複数いるいとこたちのなかで
 今回RとJちゃんが選ばれて留学している。
 ほかのいとこたちは二人に注目している。

 Rには兄として、妹や弟、年下のいとこたちのいいお手本になってほしい。
 Rがやりたいことを探してみつけて、それを実現するために行動すれば
 その姿を見た妹や弟たちにもいい影響が出てくる。

こんな内容だった様子。義姉さんいわく、タイガーさんのお説教は
「頭にくるけどその通りだからこそ、本人が恥ずかしく感じる」らしい。

1時間ほどのお説教が終了し、レストランを出た。
お説教が効いた様子が、Rのちょっと疲れたような
引き締まった表情から見て取れる。

「あ、新しいタピオカミルクティーの店ができてる。いこっか?」
とタイガーさん。Rにもドリンクを買ってあげた。

「じゃあ車で送っていくよ」とタイガーさん。
「ううん、いいよ。歩いて帰るよ。」とR。

"Thank you for dinner (夕飯ご馳走さま)"と言って家路についたR。

これまで週末に何度か会って食事したけど
ご馳走さまって言ったのは初めてだった。

「2週間後にもういちどRとJと会って話しをする。
時間かかるけど、何度も言って聞かせないといけない。」と話すタイガーさん。
家族への愛情があってこそできる、大変な役回りだと思う。

「うちはお金がないんだから」「お金は節約して」
なんて言い回しでお説教してしまいそうな状況のなか
タイガーさんのお説教、アジア的だけどそれがいいなって思いました。
子ども相手に慣れてない新米ママにもいい勉強です。


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