はー、こんにちは!
&明けましておめでとうございます。
2016年。アメリカ在住、通算9年目に入りました。
1月から仕事復帰してフルタイムで働いています。
常々あちこちで発言したり書いたりしていますが
アメリカで働いて、暮らしていて感じるのは
日本は国際社会での存在感をかなり失ってきていて
今後、人口減少とともにさらに厳しい状況になる、ということ。
日本にいてピンと来ていない人のために書くと
日本では電化製品も車も日本ブランドがほとんどを占めているけれども
日本の外ではまったく違った状況である、ということ。
確かに日本製は優れている面もあるかもしれない。けれど
世界では日本人がいいと思うものが必ずしも受け入れられなかったり
機能がたくさんついていなくても、価格やデザインなど
彼らの価値観をベースに日本製以外のものを購入する選択をしている。
アメリカの現実を書くと、テレビはサムソンやLGブランドが
パナソニックやシャープの上を行っている状況。
そもそも店頭でパナソニックやシャープ、東芝などのテレビを見つけること自体が
難しくなってきている。日本ブランドのマーケットシェアは下がるばかり。
車にしても現代(ヒュンダイ)ブランドが上がってきていて
アメリカ人は韓国ブランドに全く抵抗がない、どころか
手頃に買えるということで、普通に乗っているし、街を走っている。
日本で日本ブランドの車や電化製品ばかり見かけるのは
日本ブランドが守られているからでもあるし、
日本人は日本のものがいいと信じきっているから。
日本では、ある程度高いものを買わないと
壊れるんじゃないか、かっこ悪いんじゃないかという
日本人ならではの価値観がゆえ。
日本の人口減少にともなって日本市場だけでは儲からない時代がくる。
だからこそ今、少子化が問題だと騒がれるし
グローバル化が叫ばれているけれども
日本企業はどうすれば競争力をもって国際的に生き残っていけるのか、というのは
これから日本人が考えていくべき点。
グローバル化=英語を話す、というような簡単なことではないのは
ご承知のとおり。
日本が国際競争に勝っていくためには
「世界中の多様で優秀な人材を使えるようになる」。
これはアメリカの得意とするところで
世界中から優秀な人が集まってくる土壌ができている。
今日このことを書いている理由には訳があって
最近個人的に体験したこととか感じることがあったから。
海外に展開する日本企業でマネジメントをする人が
考えるべき点は、多様なバックグラウンドを持つ人を
いかにマネジメントするか、ということ。
日本式経営、たとえば時間や場所を縛るようなマネジメントは
「働きにくい」ので、日本人以外には通用しないし
わたしの世代以降の人たちにも受け入れられなくなっている。
アメリカで生活し働いているという恵まれた環境を活かして
このあたりのことを掘り下げて、記事として残していきたいと思う。
ラベル: 海外で働く・国際的な仕事