「業種」と「職種」について考える

先日から大学3年生の学生さんとメールの交換を始めました。

「Mayさんには、できる限りの現実を教えていただきたいです。」
とストレートな依頼をいただきました。

現実はときに、学生さんにとって厳しい内容になるかもしれませんが
自分が大学生に考えていたことと
社会人になってようやく気づけたことのギャップを経験しているので
学生さんのためになるであろうことを伝えていこうと思っています。

学生さんからのメールの詳細は書かないとして
ここでは「就職」「キャリア」について
わたしが学生さんに伝えたことを備忘録として残します。

(参考になるかもしれないし)


学生さんからのメールに

>今興味を抱いている職業は観光企業・航空関係・メーカー企業です。

とありましたので、以下のようにお返事を書きました。

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仕事を探す・選ぶときに「業種」と「職種」について
意識してみたことはありますか?

観光・航空・メーカーはいずれも「業種」です。

たとえばカメラメーカー1社をみても
営業・企画・経理・広報・購買・調達・R&D・製造・人事・総務など
多様な「職種」があります。

わたしは学生時代、業種のイメージだけを頼りに動いていましたが
社会人になってから、「業種」よりも「職種」が
仕事の満足感を得るためには大事じゃないかと思うようになりました。

「業種」=会社がどのような事業をしてお金をもうけているか。
「職種」=具体的にどんな仕事内容をするのか、ポジション。

学生の間は「業種」も「職種」もイメージで捉えがちで
現実が見えないことが多いように感じます。

対策としては企業がどの「業種」なのか、と同時に
その会社にはどんな「職種」があって
さらには自分が入社できた際にどの「職種」に就きたいのか
どの「職種」に就ける可能性があるのか、という点について
気をつけてみるのはどうでしょうか?

(会社によっては女性には就きにくい職種がある?のも事実!?)

世の中の「業種」「職種」を知るためにも
社会人の方とお話する機会がある際には

○業種
「お勤めの会社はどのようなビジネスをされているんですか?」
(=どうやって利益を得ているんですか?)

○職種
「具体的にどのようなお仕事をされているんですか?」
「1日のスケジュールはどんな感じなんですか?」
「どんなことにやりがいを感じていらっしゃるんですか?」
「あまり好きではないと感じる点はありますか?」

などと具体的に尋ねてみるのはどうでしょう?

世の中にどんな仕事があるのか知りたいので
差し支えない範囲で教えてほしいと言えば
たいていの社会人は丁寧に教えてくれるだろうと思います。

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ついついイメージで分かったような気になってしまいがちな
世の中に存在するたくさんの会社や仕事・・・。

できる限り具体的に知り
自分の長所ややりたいこと、希望するライフスタイルと
照らし合わせることで、何かヒントが見つかるかもしれません。


学生さんからどんなお返事が来るか、楽しみにしています。


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