理想の男性像 リストアップストーリー

今日は恋愛の話。

20代後半や30代になると、いい相手にめぐり合えていないと
悩んでいる人の話を聞くことがあります。

そんなときにお話するストーリーです。


わたしがサンディエゴの日本人教会に顔を出していたころ
ある女性と知り合いました。

その女性は教会で出会った日本人男性と相思相愛になり
昨年結婚したばかり、とても幸せそうでした。

彼女も独身のときはなかなかいい人にめぐりあえず
恋愛がしたい、いずれは結婚にも興味がありつつも
彼氏のいない日々を過ごしていました。


そんな折に実践したのは
自分がめぐり合いたい「理想の男性像」を
紙に書き出してリストアップすることでした。

「定職についている人」「日本人」「背の高い人」・・・などなど。

結局12個くらい出てきたそうで、その紙を
自分の部屋の壁に貼って、いつでも見えるようにしていたそうです。

そして毎日寝る前にリストを見ては
そのような理想の人が現れるように祈っていたそうです。

その女性は、リストを作って半年くらいして
今のだんなさんと出会いました。

その男性は、リストアップした1つの条件を除く
ほぼすべての条件を満たしていたそうです。

ちなみに、条件に合わなかった1つというのは
「背の高い人」だったそうです。

彼女は「人の身長というのは自分の努力では変えられないし
幸せな人間関係を築くうえで重要ではなかったから叶わなかった」と
すぐに理解したと話していました。


このストーリーを聞いてから数年後
わたしもいい人と出会いたいと思うようになり
出会いたい男性の条件をリストアップしました。

わたしの場合は条件がうるさく
書き出してみたところ、なんと30個もありました(笑)

そのリストはまだ家のどこかにあるかもしれませんが
「パスポートを持っている人」「数ヶ国語が話せる人」
「タバコを吸わない人」「定職についてる人」「ギャンブルしない人」
などなど、リストは永遠に続いていました。


その後、今の夫と出会って2年半くらい付き合って結婚するのですが
出会ったときはすべての条件を揃っていませんでした。

まず、彼はタバコを吸う人でした。
わたしはタバコの煙も好きではないし、体にもよくないと思うので
「タバコは好きではない」と話したところ
彼はタバコをきっぱり辞めてくれました。もう4年も前のことです。

他にもリストアップした条件で、叶わなかったものがあります。
「ギャンブルしない人」です。

日本の感覚では「ギャンブル=悪」という印象がありますが
夫はときどきカジノに行ったり、知人と麻雀をしたりします。

ところがとても強いんです。
たいていの場合、カジノで数百ドル儲けて来て
「今度このお金でおいしいお寿司を食べに行こう」と言います。

また負けるときも、理性をもってプレイしているので
家の家計が傾くほどお金を失ったりはしません。

彼の生まれ育った文化でも、ギャンブルは必ずしも悪ではないようで
あくまでゲームとして楽しんでいるようです。

これはまさに、幸せな関係を築くために必要条件ではないから
叶わなかったのだと理解できるようになりました。

実家の母に、夫がギャンブルをするが
割と強くてよく儲けて帰ってくることを話すと
母の高校時代の同級生にも、似たような人がいるそうで
「そういうギャンブルに強い人っているよね」と理解のある様子でした。


このストーリーを通しての学び:

○自分が本当にほしいものをリストアップすることで、ほしいものが「見える化」できる
○祈ることで本当にほしいということを発信する
○自分が希望する条件が、必ずしも大事な条件とは限らない
○多少条件に合わない人が現れても、すぐに自分とは合わないと決めつけない。


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