TOPPOINT ライブラリー記事10 2015年4月

最新ビジネス書の要約紹介が読めるTOPPOINTという雑誌。
ネット上のライブラリーで月間10冊分の記事が読めます。

4月に選んだ要約記事は以下の10冊。
(以下書籍紹介はTOPPOINTライブラリーより引用)


「ハーバード流ボス養成講座」

多くのマネジャーは、次々と押し寄せてくる仕事に追われ、日々多忙を極めている。そうした中で、優れたマネジャーは、部下をはじめ周囲の人を動かして結果を出している。その秘訣は何か?ハーバード・ビジネススクールのリーダーシップ部門の主任教授ら、2人の著者が、30年以上に及ぶ研究によって解明した、できるマネジャーの3要素を示す。

→マネージャーの権限はそれほど有効ではなく、部下からの「信頼」を得る「適切な行動」が力となる。例えば、「仕事に打ち込んでいる」、「言行が一致している」、「じっくり話を聞く」、信頼して仕事を任せる」、「慎重で口が堅い」・・・。3つの人脈(業務面、将来、心情面)


 「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」

「タルムード」。これは、ユダヤ人にとって人生の羅針盤となる書物で、生活全般の規範と、それに関する詳細な議論が記されている。そしてユダヤには、タルムードの教えを誰もが理解できるよう、様々な説話が今に伝わる。本書では、5000年もの間語り継がれてきた、この説話が説く成功哲学、サバイバルの知恵を、ユダヤ教に改宗した国際弁護士が読み解く。

→ ユダヤ系のボスがいるので話題づくりに使ってみる予定。
  今後ユダヤ系の人にあったらこの本の話をしよう。





  「リーダーはストーリーを語りなさい」

自分の経験談、有名企業の逸話などの「ストーリー」を語ることで聞き手を鼓舞し、やる気を引き出す、「ストーリーテリング」。“人対人”のコミュニケーションで大きな力を発揮する、この技術を伝授する。具体的なノウハウとともに「活気づける」「ビジョンを描く」等々、困難な局面を切り抜けるのに役立つ、100以上のストーリーも掲載。使える1冊となっている。

→ストーリーの大切さを再認識。ストーリーを教訓やテーマごとに蓄積しておくのはいいアイデア。自分のストーリーも棚卸ししようと思う。



「日本式モノづくりの敗戦
なぜ米中企業に勝てなくなったのか」

シャープ、パナソニック、ソニーなど、日本の家電メーカーが未曾有の赤字に直面している。それとは対照的に、アップルは高収益を上げ、時価総額が世界一の企業となった。この差は一体、何によるものなのか。世界経済の新しい潮流を読み解き、日本の製造業が苦境に陥った根本的な原因を指摘するとともに、日本企業のビジネスモデル再構築の可能性を探る。

→今の日本が理解すべき状況。わたしの仕事にも直結してる事実。



 「孤独の力」

“孤独”という言葉を聞くと、「つらい、悲惨、避けたい」など、良くない印象を抱きがち。しかし、著者の五木寛之氏はいう。「そもそも、人は本来孤独を恐れるべきものだろうか」。絆を求めて生きることが理想なのか、むしろ今、孤独の持つ可能性を見つめ直すべきでは。こう問いかけ、自らの体験や親鸞、キリストなどを引き合いに、孤独について考える。







 「リーダーのための伝える力」

何を、どう伝えれば、部下、そして組織は変わるのか?キヤノン電子を6年で売上高経常利益率10%超の高収益企業へと導いた“カリスマ社長”が、「部下の力を引き出す極意」を伝授。リーダーがまず「夢と目標」を伝える、リーダーが自らやってみせる、基本は「顔の見えるやり取り」等々、リーダーとしての40年の経験の中で氏が培ったノウハウを披露する。

→日本にもこういう経営者がいるのはうれしい。部下の力を課長クラスで消さずに活かす方法が勉強になった。




 「ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの世界」

ダボス会議。それは、政治家、企業家、文化人など、世界のトップリーダーが集う場。公式会議の他、政府首脳同士の個別会談、世界的企業のCEO同士の商談等、様々な会合が行われる。話し手、聞き手ともに一流の人々で、発言者は聴衆に厳しく“値踏み”される。そんなダボス会議のメンバーである著者が、トップリーダーが使っている「最高の話術」を紹介する








 「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」

これまで感動的なプレゼンテーションを数多く行ってきた、アップルのスティーブ・ジョブズ。彼のプレゼンは、なぜあれほど人々を魅了し、熱狂させたのか、その秘密を探った。ツイッターのように一文で製品やサービスを表す、ポイントを3つにする、簡単そうに見せる…。紹介されるやり方を正確に学べば、彼同様、聞き手の心を動かす話をすることは可能だ!

→スティーブ・ジョブスのマーケターのプロとしてのプレゼン。プレゼン技術はマーケティングの戦略のひとつ。自分のビジネスにも適用したい。




「BCG未来をつくる戦略思考50」

ボストンコンサルティンググループ創立50周年を記念して編まれた、500頁超の大著。古典的論考から最新コンセプトまで、今日のリーダーと組織が勝利をつかむ上で、最善の打ち手とBCGが考える論考50編をまとめた。民間企業をはじめとするクライアントとの協働に基づくこれらの知見は、いずれも「ともに、未来を形づくる」というBCGの精神が溢れている。

→不確実性の高い時代を企業が生き残るカギは、「変化適応力」。今後、新興国の中間層は増える。市場参入には「ビジネスモデル・イノベーション」が欠かせない。

※キーワード:ニューラルネットワーク技術、オープンイノベーションネットワーク、エコシスエム。
→5月のライブラリー記事で「オープン・イノベーションの教科書」を読む予定です!


新しい知識が学べたのは「BCG未来をつくる戦略思考50」、日本の人に考えてほしいのは「日本式モノづくりの敗戦 なぜ米中企業に勝てなくなったのか」、忘れかけていてハッとしたのは  「リーダーはストーリーを語りなさい」でした。

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