ボストンコンサルティング流「仮説思考」 

ビジネス書要約雑誌「TOPPOINT」のサンプル記事より。



仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

内田和成

著者はBCG(ボストンコンサルティンググループ)元日本代表。

仮説思考:課題の答えをまず考えて仮説を立て、その仮説を分析して証明する方法。(課題を分析して答えを導くのとは逆)

メリット:企業に意思決定のスピードが強く求められる今、仮説思考のできる組織だけが経営環境に素早く対応し、成功し続けることができる。

基本パターン:仮説→実験→検証

将棋の羽生さんは仮説思考の達人。
幾つかの仮説から経験をもとに、ベストな指し手2-3を検討・判断。
80通りの指し手のすべては検討しない。

①実験による検証が比較的たやすい業界:
 アパレル・食品など(セブンイレブンのおにぎりの例)

②実験に向かず「ディスカッション」や「分析」が必要な場合:
 自動車・製薬業界(多額の開発費用)
 新規事業をスタート、問屋を中抜きなど会社としての大きな意思決定

分析のコツは、まず最小限の要素だけを急いで簡単にやるように心がけること。
少ない情報でよい仮説を立てるには、経験を重ねるしかない。

ネットで分かりやすい表を見つけました。


出典:本山賢治の知的(?)ビジネスマン日記

昔読んだ本「地頭力を鍛える」にも仮説思考が載っていたらしい・・・。



最後に中国語。
仮説思考の「仮」の字は中国語にはないらしい。
繁体字では「假」。意味により四声が変化する。

假 (3声)Jiǎ   仮の、仮説の
假 (4声)Jià   休みの (假日)

記事を読んでいたところ
夫がその漢字(仮)知らないと言い出したので。
勉強になりました^^



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